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近年(というほど最近ではないのでしょうか)、釣れたサカナをキャッチするためにフィッシュグリップ(ボガグリップ)というツールが、特にルアーフィッシングをされる方を中心に使われております。

KIMG0799s.jpg


 


フィッシュグリップを使用するメリットとしては、こんなところでしょうか。
・かさばらない、軽い
・主に下あごを掴む為、魚体にダメージを与えにくい
・サカナをぶら下げて、重量が測定できるものもある

しかしながら、同時にデメリットもあるものと認識しています。
・水面に手が届かないような、高い場所からのキャッチが困難
・慣れもありますが、
 クランプ部の形状によっては口の小さいサカナには使いづらい
・掴んでいる時にサカナが暴れると、
 掴んでいる場所の皮膚が切れてしまうことがある
 ※リリース前提でなければ、デメリットにはなりませんが。

一方、従来から使用されていたランディングネット(玉網)があります。

CA3F0248s.jpg


 


ランディングネット(玉網)のメリットは、
・見た目にわかりやすく、
 ネットにサカナを入れることができれば誰でも使える
 ※大物を「金魚掬い」で揚げると玉枠が壊れることがあります。
・柄が水面に届く範囲であれば、
 高い場所からでも確実にキャッチできる
・一旦網に入れてしまえば、暴れてもまず逃げられない
 (サカナとネットのサイズがマッチしている場合)

当然、デメリットもあります。
・大きい、重い、かさばる、担ぎ込み、移動が大変
 ※超小継タイプの玉網もありますが、
  フィッシュグリップほどは小さくなりません。
・仕掛けによってはキャッチ時に錘などがネットに絡むことがある
・サカナの臭いが着きやすく、
 ネットの材質によっては乾かすのに時間がかかる
・ネットの材質によっては、魚体を傷つけることがある
 (ウロコのないサカナなど)

以前、ランディングという忘れがちで大切な作業 という記事を書いておりますが、いろんなリスクを承知の上であらためて、フィッシュグリップをコイに使用してみました。

まず、キャッチの段階で使用すると、よほどクタクタにしない限り、挟んだ瞬間に暴れます。ブラックバスやナマズなど、下あごの皮膚が丈夫なサカナでは問題ありませんが、下あごの皮膚が弱いコイでは、まず間違いなく掴んだ部分の皮膚が切れます。

KIMG0787s.jpg

グロくて大変申し訳ありませんが、これが現実です。特に、ルアーフィッシングのついでにパンコイ(パンプカ)をやられる方は気をつけて頂けたら、と思います。あなたには余計な外道かも知れませんが、サカナはサカナです。できれば水際リリースか、陸に揚げる場合は超小継の玉網やランディングネットを用意するなどして、大事にしてあげてください。

コイはバスと同じ体長でも体重が重いため、50センチクラス以上になれば一般的なバスタックルでコイの抜き上げはまずできないと思います。フィッシュグリップも玉網もない場合のランディングの手段としては、ズリ上げのできる場所に移動するか、ラインを掴んで持ち上げるか…という感じでしょうか。いずれにしても、オートリリースのリスクは伴います。

さて、ではコイに対してフィッシュグリップの出番が全くないかといえば、そうでもありません。ランディングネットと併用となりますが、リリース時の効率は格段に上がります。

ランディングネットでコイを陸に揚げた後、このタイミングでフィッシュグリップを使用するとおそらくまだ暴れるので、ネットからの取り出しは残念ですが、この段階では手でネットを持ってコイを外す方が無難ではないかと思います。

ネットからコイを取り出して、撮影や採寸が終わるくらいにはコイも落ち着いていますので、そっとフィッシュグリップで下あごを咥えます。刺激しないように、あくまでもそっとです。

KIMG0783s.jpg

その後、ゆっくり持ち上げればまず暴れませんので、水際まで移動してコイをゆっくり水面に着けます。

KIMG0784s.jpg

コイはしばらくぼんやりしていると思いますが、そのうち動き出しますので、そうしたらレバーを引いてクランプを外しリリースします。

以上、逆に面倒かも知れませんがランディングネットしかない場合のリリースは、コイを再びネットに戻す必要があり、触る必要が出てきます。人間の手が直接魚体に触れると、サカナがヤケドを負うようなダメージがあると言われていますので(だからと言って足で蹴るとか、なしですよ!)、触る機会が減ることはたいへん有意義であると考えます。


もう一つ、ナマズで検証してみましょう。ナマズでは、下あごの皮膚が比較的丈夫な為、フィッシュグリップを使っても皮膚に穴が開くことはまずありません。

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KIMG0847s.jpg

しかしながら、ナマズやウナギなどのサカナは暴れる際にカラダをよじって回転します(当サイトでは、「ナマズロール」と呼んでいます)。これによってフィッシュグリップで咥えた部分の皮膚の出血やクランプの外れ、あるいは勢いに驚いてグリップごと落下してしまうトラブルもありえます。

これを回避する方法としては、やはり落ち着かせてからフィッシュグリップで掴むのがベストですが、フィッシュグリップの種類によっては、クランプ部が自由に回転するものがあるので、これを導入するのも一つです。

実際に、クランプ部回転タイプのフィッシュグリップで、ナマズロールをどんな感じで吸収するのか確認しましたので、動画をご覧ください。


これ、人間が回転させているようにも見えますが、実際に回っているのはナマズです。回転タイプでないフィッシュグリップの場合は決してグリップを持たず、ストラップに回転を吸収させるのがベターです。

では、コイに対してはクランプ部回転タイプのフィッシュグリップがどの程度有効なのか?回転タイプのフィッシュグリップでコイを掴んでみます。サンプルは63センチ2.8キロの、多摩川では割と標準的な個体です。

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このコイはフィッシュグリップで掴んで持ち上げようとして、暴れて結果2回転ほどしていますが、少なくとも見た目には咥えた部分の魚体のダメージはありません。構造上、左右に振られた場合の衝撃吸収は充分にできないものの、結果として魚体が回転することとなった場合には充分衝撃吸収ができることが確認できました。

もう少し小さい50クラスの鯉だともっと暴れるので、魚体を傷つけるリスクは増えるものと予想されます。あくまでも回転に強いだけで、左右に振れればアゴ切れが起こるかも知れませんので、いずれにせよ暴れ切らせてから掴むのがベターです。

もう一つ、暴れなくても魚体の重さでアゴ切れが起こらないか、というリスクも考えられます。もう一尾、同じ63センチのコイが釣れましたがこちらは4.4キロの恰幅の良い個体です。そっと掴んで、ゆっくり上げてみます。

KIMG0922s.jpg

アゴ切れやクランプ部が外れることなく上げることができました。個体にもよると思いますが、5キロ位までなら特に問題ないと思います。これが全長80センチを超えると7キロ、8キロはザラにあると思いますので、その時はどうなるか私にはわかりません。状況に応じて、最大限の配慮をして頂ければと思います。

なお、クランプ部の形状や精度(ピッタリクランプがくっ付くか、ガタはないか等)、クランプ力の強さも、微妙に関係していると思いますので、お使いのフィッシュグリップの特性を理解して、無理のないサカナの取り扱いをお願いしたいですね。

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2012/06/18 00:12 雑感等 TB(0) CM(0)
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