あんまり難しくない釣りを、自分なりにこだわって。
プロフィール

cajonica

Author:cajonica
お金を掛けずできるだけ近場で簡単に何か釣れたらイイナ…という感じです。

twitter
Weather-GPV
カウンター
現在の訪問者数:
現在の閲覧者数:
タグリスト

関東以北の河川では、春になると降海型のウグイが産卵の為一斉に遡上し、3月の中旬辺りからゴールデンウィーク前くらいまで浅瀬でバシャバシャと瀬付き(産卵行為)を行います。

このウグイは一般にマルタウグイと呼ばれ、ルアー/フライのターゲットとして釣り人の間で認知されており、比較的簡単に50センチオーバーの大物が釣れるとあって、本格シーズンとなる桜が咲く頃には、ルアーマン/フライマンで河川が賑わうようになります。

KIMG0332_s.jpg

これがマルタウグイです。普段は銀色なんですが、婚姻色はブラックストライプにビビットなオレンジが入ります。通称マルタ。大きいものでは60センチを超えるとか…。

KIMG0331_s.jpg

こちらはウグイ。とはいっても、海に降りるもののようです。婚姻色はダブルのブラックストライプにオレンジのバックが入ります。マルタウグイよりは若干小さめですが、それでも50センチを超える個体もいます。

さて、このマルタウグイを流し毛鉤で釣れないものか、検証してみることにしました。

使用するタックルは、ハヤ/ヤマベ用のUL(ウルトラライト)タックルより一回り強いL(ライト)タックルを使います。普段マルタウグイをルアーで釣るのに使用しているものをそのまま流用、これがML(ミディアムライト)以上で硬めのロッドだと、流し毛鉤を投げても飛距離が出ないし、アタリがあっても弾いてしまうと思います。

なお、管釣り向けを含めULタックルでマルタウグイを掛けるのはスリリングで楽しいのですが、一般的にULタックルで使用するラインの強度では、スレ掛かりして本流に走られるとラインブレイクの可能性が高いので、お勧めしません。口以外の部分に針が掛かると一気に走りますし、流水ですから、寄せる時にものすごい水の抵抗を受けることがあります。

rig-2.jpg

使用した流し毛鉤は、ヤマメイワナ用の比較的大型のもの。これを、瀬付きでラッシュになっている群れに向けてダウンクロスキャストで流します。しかし、何の反応もありません。その理由は、マルタウグイは産卵の為底の方に張り付いていること。もう一つの理由は、産卵期に食餌はほとんどしないようなのです。

ではなぜ、ルアーやフライで釣れるのでしょうか。その理由はよく分かっていませんが、マルタウグイに限らず、特定の魚には、ルアー/フライの色や動きに誘われて思わず食いついてしまう性質があるようなのです(リアクションバイトといいます)。本来はリアクション狙いなのに、虫を模倣した毛鉤で釣れるものなのでしょうか。

フライで釣れるから…とはいっても、この時期にマルタを狙っているフライマンのフライはあまりリアルさは追及していないようです。とにかく、マルタは底に付いており表層に毛鉤を流してもお話にならないので、マルタウグイのいる底まで流し毛鉤を沈めてしまうことにします。

方法は、①瀬ウキを外します②瀬ウキのない状態の流し毛鉤とスナップスイベルを接続します③スナップの部分をスプリットショット(ガン玉)で挟み固定します。スプリットショットの重さは、ロッドのティップで底が感じられる位の重さが必要です。自分は5gのものを使用しました。以下、実際のリグの状態です。

CA3F0017_s2.PNG

このような状態の流し毛鉤を、アップクロス、できればアップで投げてください。瀬ウキが付いた状態では、アップストリームキャストを行うと毛鉤同士が絡んでしまいますが、この場合はスプリットショットがあり沈みますので、着水してすぐにラインにテンションを掛ければ、絡むことはありません。

なお、ダウンで投げて巻いてくると、口を使ってもらう機会が極端に減って、先ほど書いたようなスレ掛かりによる厄介な状況が発生しやすくなります。程度の差こそあれ、ルアーもフライも基本的に同じです。群れているので投げて引いてくればサカナのどこかに引っ掛かるのは当たり前、そこで口を使わせて釣るのがマルタウグイ釣りの醍醐味といっていいでしょう。

この場合の流し毛鉤の引き方(巻き方)はタダ巻きではなく、上方向にツゥイッチ(ティップを小さくシャクって余ったラインを巻き取る)を繰り返して寄せてきます。こうすることで、スプリットショットの根掛りを極力回避し、同時に若干ですが流し毛鉤に上下の動きをつけて漂わせることができます。

以上を実践した結果、何投目かで重たい感触がありました。しばらく煽らないでいると、グングンとロッドを絞り込んできます。まずは掛かりましたが、果たして口に掛かっているかどうかが不安です。針が多いのでマルタウグイが毛鉤を見つける確率も高いのですが、同時にスレ掛かりする率も高いと考えられるからです。

とにかく寄せてみます。針も含め、流し毛鉤リグの強度がどれくらいなのかわからないので、ドラグを弱めにしてじっくりと。

CA3F0019_s.jpg

口に掛かりました!上から1番目の針のようです。幸いなことに、他の針は魚体に絡んでいないようです。

KIMG0397_s.jpg

別の針に掛かった時の画像ですが、ランディングネットでキャッチして確認すると、確かに口に掛かっています。

この後、1番目のフックに再びヒットがありましたが、エダスごと外れてしまいました。そもそも、ヤマメイワナ仕掛けですから、50センチのサカナを掛けても大丈夫なようには作られていないようですね。そして、残念ながら根掛りで流し毛鉤リグそのものをロストしてしまいました…。


その後、今度はスプリットショットでのアップストリームキャストでなく、トラディッショナルな「流し毛鉤」としてのメソッドで釣れないかどうか、確認をしてみました。

kebari2-1.jpg

あたらめて、ヤマメイワナ対応の流し毛鉤を購入しました。

kebari2-2.jpg

まずは前回のポイントとは異なる、浅瀬でのダウンキャストを試みました。ラインにテンションを掛けながら瀬付がある辺りを流していき、流しきったら回収するというアクションを繰り返すうち、ヒットしましたがすぐにバラしてしまいました。もしかしたらスレだったのかも知れませんが、一応シチュエーションさえマッチすれば、ノーシンカーでもバイトは取れそうです。

今度は場所を替え、瀬付付近でもう少し水深のあるところを流します。やはりノーシンカーでは認識してもらえないので、2B程度のガン玉を下針の方に装着し、チンチンリグ化して流し毛鉤を流していきます。するとすぐに反応がありましたが、残念ながらリグがブレークしてしまいました。やはり、コンスタントにキャッチするには既存のリグでは強度が足りないようです。


正直、効率を考えると、わざわざ流し毛鉤を使用してマルタウグイを釣るよりは、従来のルアーやフライのスタイルで釣った方が良いようですが、流し毛鉤仕掛けでマルタウグイに口を使わせて、スレずに釣ることが可能であることが確認できたことは収穫でした。ここから、発展する何かを見つけられればと思います。
 
 

~~~~~ 余談になりますが ~~~~~

海釣りの大型アジ用のサビキ仕掛けとかウィリー仕掛けなら強度があるので、スレ掛かりしたとしても特に問題ないでしょう。場合によってはマルタを一荷釣りすることも可能ではないでしょうか。爆釣かどうかはともかく、スプリットショットに銀の空針でもちゃんと口に掛かるくらいですから、問題なく釣れてしまうと思います。

そこで、実際にフィールドで試してみました。

sabiki.jpg

ラメスキンとアミコマセに似せたもの、そしてウィリータイプの3種を用意しました。いわゆる安物ばかりですが、テストなので充分です。

前回と同様にスプリットショット化、またあるいは胴突リグとして3号程度のナス型錘を付け、アップストリームキャストを行いましたが、結果は…リグの全長の割に水深が浅い為、一発で根掛り、ロストしてしまいました。反応があるかどうかを確認する以前の問題で、却下です。

リグの長さに問題があるならば、単体ではどうか。唯一手元に残ったウィリータイプをバラします。

woolie.jpg

デカベスクや鱒の華を使用する際と同様に、30センチほどリーダー(ハリス)部分を確保し、保護ラバーを通した上にスプリットショットを咬ませます。枝針の方は少々エダスが短く、ミキイトとの結束部分も使わないといけないのですが、下針の方では、そのまま使えます。

では、投入してみます。

woolie2.jpg

woolie1.jpg

ご覧のように、ちゃんとクチで咥えてくれます。一荷釣りは叶いませんでしたが、ソルトのリグでもマルタウグイが釣れることが実証できました。

結束部分のある枝針は根掛りでブレイク、ロストしてしまいましたが、結束部分のない下針部分ではそれなりに強度はあります(このウィリー仕掛けはエダスもミキイトも2号です)。あとこのリグはネムリ針なのでカエシを潰していても外しにくく、プライヤーが必要だったりします。しかし、それはそれでダメージを与えずにバラしにくくなるので良いのかも知れません。
 
 
関連記事
スポンサーサイト



コメント















 管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
http://cajonica.blog.fc2.com/tb.php/61-a94fa72f
検索フォーム
最新コメント
最新トラックバック
リンク
QRコード
QR